一人旅
最近の話を書く。
42歳を少しすぎてから初めての一人旅をした。
なんとなく今まではどこか行くときは誰かがいた。
つまり一人でどこかに行ったことがなく常に誰かがいたので、一人で居酒屋さんに入ることも稀だったし、一人でどこか遠くに行くなんて考えたこともなかった。
そんなぼくが一人旅にハマり始めるのだが、きっかけは職場の同僚たちだった。
みんな旅をするのがうまく、ワーケーションというのもやってみていて、いろいろと実験していた。
一泊二日なのか二泊三日なのか、あるいは一週間近くいくのか、いろんなパターンがあった。
ぼくは相変わらず一人で旅に行く気はなかったのだが、あるとき行きたい本屋さんを見つけた。
YouTube で自分たちのお店の紹介や本の紹介などをしていて、たまたまオススメに出てきたのだ。
その本屋さんがあるのが九州の博多からフェリーに乗っていく場所にあるというのを知った。
遠い。
ただ、ここ最近、久々に行った本屋さんがなくなっていたり、食べ物屋さんもコロナの影響で閉店したりしていて、迷うぐらいなら行ってお金を使ってくるぐらいじゃないとダメだと思っていた。
行く決心がついた。
ただ、ぼくは一人旅もしたことがないが、一人で飛行機にすら乗ったことがない。
最近の航空会社事情とか、ビジネスホテルはどんなのがあるか全くわかっていない。
そこで、それを見かねた同僚たちが、一緒に旅のプランを考えてくれた。
このタイミングで得たナレッジのおかげで、自分でも旅のプランを考える下地が作られたのだ。
こういう生きた情報はほんとうに大切だった。
現地に着いてからのプランなどは自分で Notion というアプリケーションでまとめて、飛行機の時間などは Google カレンダーに登録した。
旅のしおりも作って、現地のオススメ情報などもまとめた。
一発目の一人旅だったので、ものすごい量のリサーチをした。
これは現地でそのとおり動きたいというよりは、しおりを作るのが楽しかったのと、ワクワクが止まらなかったので、ひたすら情報をインプットしたという感じだ。
このあたりはぼくっぽいなと思った。
旅の詳細は日記にまとめているのでここには書かないが、現地での体験はそれはそれは最高で、お金持ちの人がものではなく体験にお金を払いなさいと言い続けてる理由がよく分かる。
代えがたいものなのだ。
この一人旅を皮切りに、日帰りの電車ぶらり旅や、隣駅などに行って知らない道を歩いて帰ってくるちょい散歩など、いろんな方法で旅や歩くことを楽しんでいる。
ぼくにとってのイノベーションなのだが、スタンプ帳を手に入れて、駅スタンプやいろんな場所のスタンプを取りに行くというイベントも楽しさが倍増している。
どこに行っても、スタンプで興奮しているおじさんを見たことがない。
アンパンマンスタンプの前ではやはり子供がはしゃいでいる。
まだスタンプ帳は半分ぐらいしか埋まっていないが、結構いい場所のスタンプが押されている。
二冊目はまだ必要なさそうだ。